【やさしい】ブロックチェーン技術やNFTを専門用語を使わず解説

テクノロジー

NFTアートが流行っているけど、よく分からない。

怪しい。。。

結局、NFTってなんなの?

ブロックチェーン技術って何?

調べてみたけどよく分からない!

という方に向けて、専門用語は一切なし、たとえ話を用いて、解説したいと思います。

厳密な技術や手法、定義などは知らなくてもいいけど、
どんなものかイメージできるようになりたい

と思っている方必見です!!

現実世界の学校の教室を例に解説をしていきます。

『今までの世界』

この教室で物の貸し借りをする場合は、必ず先生がやり取りを見ています。

今日はA君がBさんに自慢の絵を貸したとします。

そのやりとりを確認しているのは、その教室の先生ただ一人。

数週間後、A君がBさんに絵の返却を求めます。

借りたものをすんなり返せば問題ないですが、次のような場合に問題が発生します。

パターン1:Bさんが借りたものを返さない(そもそも借りていないと言う)

この場合は当然、やり取りを見ていた先生に確認をとります。

先生の記憶が残っていれば問題ないですが、記憶があいまいであったり、
A君のこと気に入らないからと悪意を持って「そんなやり取りはなかった」と言われればA君は証拠が無く、どうしようもありません。

また、先生が音信不通になった場合も確認の取りようがなくなります。

パターン2:Bさんがコピーを取った絵を返した

BさんがA君の絵をコピーして、コピーした方の絵を返却をした。

A君は自分が書いた絵であることは間違いないけど、本人でも原本とコピーの区別がつかない。

先生に確認しても鑑定士ではないのでコピーかどうかの判断ができないため困る。

今までの世界(まとめ)

『今までの世界』の問題点
・やり取りを確認しているのが特定の人物であるため、その人の記憶があいまいであったり、悪意を持った発言をされると困る。
・モノをコピーしたものかどうかの判断ができないので困る。
デジタルな世界に置き換えると…
・やり取りをした情報を記憶しているサーバが壊れたり、ハッキングで情報が改ざんされると正しい情報が確認できなくなる。
・コピー&ペーストが無限に出来て、どれが原本か特定できない。

『ブロックチェーン技術を使った世界(NFT)』

一方、ブロックチェーン技術を使った教室では、A君がBさんに絵を貸したやり取りを、生徒みんなが見ています。

何年何月何日何時何分何秒、誰が誰に何を貸したか。

貸した絵には世界に1つしかないシール(NFT)を貼り、コピーしたものか原本か区別できるようにします。

パターン1:Bさんが借りたものを返さない(そもそも借りていないと言う)

この場合、生徒の誰かに確認すれば、すべて情報は残っているので確認はできます。

仮に、A君のことが嫌いな人が嘘をついたとしても、周りが「そいつは嘘をついている!」と指摘して正しい情報を教えてくれます。

また、全員が転校しない限り、誰かから情報は確認することが可能です。

パターン2:Bさんがコピーを取った絵を返した

この場合も原本には、世界に1つしかないシール(NFT)が貼ってあるためウソがばれます。

ブロックチェーン技術を使った世界(NFT)(まとめ)

『ブロックチェーン技術を使った世界(NFT)』になると

・不特定多数の人物が同じ情報を記憶しており、みんなの情報がいっぺんに無くなるということは限りなく低いので安心。
・かなり詳細な情報も記憶しているので安心。

・見た目が全く同じでも一点モノとして区別ができるようになっているので安心。

デジタルな世界に置き換えると…
・やり取りをした情報を記憶しているサーバが不特定に複数あるため、特定のサーバがハッキングにあい情報が改ざんされても、他のサーバで復元可能。
・コピー&ペーストはできるが、原本は特定できる。

まとめ

まとめると、このような図になります。

NFTブロックチェーン技術の一つであることが分かります。

代替可能なモノとは、日本円の硬貨をイメージしてください。
製造年度は刻まれていますが、同じ製造年度であれば硬貨は区別ができませんよね。
例えば「令和2年度製造の10円玉」はいくつもあるため、紛失しても「令和2年度製造の10円玉」は手に入れることはできます。(替えがきくというやつです。)

一方、代替不可能(NFT)なモノとは、日本円の紙幣をイメージしてください。
紙幣には「RA06……10T」のように固有の番号がそれぞれ振られています。
例えば、「RA0335101A」という1000円札は世界で一つしかないため、
燃やして灰になった場合、この世界には「RA0335101A」という1000円札は無くなります。
二度と「RA0335101A」という1000円札は手に入らなくなります。(替えがきかない、つまり一点モノです)

今回はブロックチェーン技術やNFTについて簡単に解説をさせていただきました。

このブロックチェーン技術NFTを使うとなにが凄いのか

今後世界がどう変わっていくのか

次回はそのあたりを解説していこうと思います。

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