あの有名なFacebookがMetaに社名変更したことで、一躍有名になった「メタバース」という言葉。
メタバース(metaverse)とは、
+
「ユニバース」(universe=宇宙)
を組み合わせた造語。
宇宙の概念を超えるってこと?! 何だか凄そう!!
とは思うけど、これからどう世界が変わっていくのか? 実生活で何か役に立つのか?
まだまだ分からないことだらけ。
そんな人に向けて、簡単に概要をご説明します!
・難しい専門用語はなるべく使わず、簡単にサクッと概要だけ知りたい!
そんな人に向けた内容になっています。
メタバースとは何か?
現時点でメタバースという言葉に明確な定義な無いようですが、
簡単に言うとメタバースとは、
- ”自由に作り変えることが可能な仮想世界”
- “大勢のユーザーがオンライン上で同時に参加できる空間”
のことです。
ゲームのドラゴンクエストにはシナリオがあり、キャラや町が作り込まれ、
最終的なゴールが決まっています。(ボスを倒して世界を平和に)
これは仮想世界ではあるが、設定が決められていますよね。
メタバースとは誰かが作った(自分が作った)仮想世界にログインすると、
自分の分身である”アバター”と呼ばれるキャラを操作し、そこでは自由に行動することができる。
自分自身の性格や性別さえも、そこでは変えて振舞うことが可能になります。
その世界でただ歩き回るもよし、ログインしている他のユーザと話すもよし。
私がメタバースと聞いて一番にイメージするものは「ソードアート・オンライン」というアニメです。
家に帰ったらベッドに横になり、ヘッドギアと呼ばれるVRゴーグルのようなものを付けて、
仮想世界に意識を飛ばしていく。
そこでは自分でカスタマイズしたアバターで行動する。
このアニメでは、ひょんなことから実世界に戻れなくなり、仮想世界で死んでしまうと
現実世界でも死んでしまうという恐ろしいストーリー展開。。。
大変面白く、メタバースをイメージする上でも是非見てほしい作品です!
・サマーウォーズ(アニメ)
・竜とそばかすの姫(アニメ)
・マトリックス(映画)
・あつまれ どうぶつの森(ゲーム)
・Fortnite(ゲーム)
このように、メタバースという言葉は知らなくても、関連する作品はすでに多くあります。
では、過去にそんなコンテンツは無かったのかと言うと。。。実はあります!
2003年にアメリカで『セカンドライフ』というメタバース空間が提供されていました。
ここでは、”仮想空間内で第二の人生を過ごす”ことが可能になります。
家を買って家具を配置してみたり、洋服などのアイテムを作成して売ってみたり、
その空間内にいる他のユーザと話をしてみたり。なんだか楽しそう♪
ただ、この「セカンドライフ」は失速しました。
その原因としては、当時の通信速度に問題があり、
現在のように4Gや5Gといった高速回線がなかったため、ユーザーが多くログインすると
画面がヌルヌル動いてしまう、フリーズしてしまうなど多くの問題がありました。
操作する際にストレスを感じてしまうと、おのずと利用者は減っていきますよね。
現在ではそういった通信速度などの問題は解決され、
さらに、VRゴーグルというメタバース空間に没入できるツールも開発されたことから
メタバース(仮想世界)に再度注目が集まっているのです。
メタバースの今
現在、メタバース空間として提供されているものは数多くあります。
今ではリアルな現実に近づけた世界や、初代プレーステーションゲームのような3D世界など
さまざまなクオリティのものがあります。
実際に下記の提供されている空間に行ってみるとイメージがつかめると思います。
これらのものは全て無料で体験することができます。
・DOOR(by NTT) https://door.ntt/
・XR World(by DOCOMO) https://official.xrw.docomo.ne.jp/
・XANA(by NOBORDER.z) https://xana.net/ja/
それらメタバース空間内では以下のようなことが行われています。
・自身の作品(NFT)などの展示・販売
・観光名所などを3D化した空間の提供
・オンライン会議
・バーチャルライブ など
メタバースの未来
現時点では、できることはまだ限られています。
メタバースの未来はどのようになるのでしょうか?
・ミラーワールド(並行世界)の実現
・映像に入り込み、それぞれ出演者の目線で視聴
・ディズニーランドなどアトラクション施設の体験 など
ミラーワールド(並行世界)の実現
都市やビル・家屋・道路・橋・川や植木など、現実世界をすべてコピーして、リアルタイムでデジタル上の空間に再現した世界。
これは例えるなら、Googleストリートビューの映像が常に最新に更新されているようなもの。
どこかに出かける際に、混雑具合やその場の天気など、確認できます。
また、ミラーワールドにログインして、その空間上で楽しむことも可能になります。
断片的な写真や映像からは分からなかった細部の情報が事前に分かり、賢く失敗しない行動をとることができるでしょう。
映像に入り込み、それぞれ出演者の目線で視聴
スポーツなどでは、審判の目線や特定の複数個所で映像を見ることが一部可能になっています。
それが映画などの映像の世界でも実現するというものです。
VRゴーグルをつけて特定の視点から、首を動かせば周りが見渡せるというものはすでにあります。
これのさらに上位のもので、見たい出演者の目線から映像を見る。
好きな空間から映像を見ることが可能になるかもしれません。
ディズニーランドなどアトラクション施設の体験
ディズニーランドやUSJなどは現地に行かないと体感できませんが、
より技術が発達し、リアルと見違えるほどの空間が出来上がると
メタバース空間内でもアトラクション施設を楽しむことができるでしょう。
そこでは何時間も並ぶ必要もなく、天候も気にする必要はありません。
終わりに。。。
メタバースの発展には、AIや3DCG、通信速度、WiFiなどの技術革新が欠かせません。
今回は記載していませんが、仮想空間内で売買する場合は、仮想通貨が必要になります。
その仮想通貨の技術、仮想通貨を保管しておくウォレット(財布)の安全性、
購入したデジタルデータ(NFT)の仕組みなど、非常に多くの技術が使われています。
何だかよくわからない技術だからと敬遠せずに、
積極的に情報収集を行うとワクワクする未来が見えてきます。
これからも新たなテクノロジーを使う側の目線で、わかりやすく発信していきますので、
興味のある方はチェックしてみてください。
コメント